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大人適性テスト

2018年05月

今朝の新聞に、成人年齢を20歳から18歳に引き下げることに国民の過半数が反対であるという記事が載っていました。18歳ではまだ大人の自覚がないというのが反対の主な理由だそうです。しかしそれを言うなら、最近は18に3とか4あたりの乗数を掛けた年齢の方々がその大人げのない言動で数々の社会問題を引き起こしているのであり、一律に成人年齢の下限を議論するよりも、むしろ成人の要件を議論した方がより意味があるのではないかと思うわけです。特に日本という国では、社会に出て働き出すと多くの人が組織という狭く硬直的な環境下でそこでのみ通用する論理に適合することを求められ、時間とともに外の世界で通用する常識とはかけ離れた価値観を当然視することで、社会適合性を失っていくという傾向がまま見受けられます。そういう意味では、18歳が大人として大丈夫なのかという年齢唯一指標的な考え方を是とするのであれば、むしろ30歳はまだ大人として大丈夫なのか、40歳、50歳はどうなんだということを問題視する方がより合理的なのではないかと思います。

 やはりこういうことは個人差が大きいのであり、何歳から何歳までを大人とするかは各人個別に決めるべきであって、そうすると結局は、「定期的に“大人適性テスト”に合格した者を大人と認める」とするしかないのではないでしょうか。まあ、これは勿論、現実味というものをまったく無視した概念論ですが。

“大人適性テスト”を作成するとなると、まず大人というものを定義する必要があります。私なら「大人というのは自己の言動に責任を持てる人」ということになるでしょうか。つまりやるべきことは逃げずにやり遂げる人が大人であるということです。やるべきことをサボッてやらないのは論外。やるべきこととわかっているのにやらなくていいと自分をごまかすのも、やったことの結果をしっかりと受け止められずに過度に自己陶酔あるいは自虐、更には他に責任転嫁するなどはすべて大人としてやってはいけないことです。他にも大人として大事なことはあるかもしれませんが、あまり厳しくすると大人が誰もいなくなってしまい、国家運営などに支障をきたすので、私的にはこの要件を満たしている人を大人と認めたい。

さて、では具体的なテスト方法をどうするか。まずは、択一式ペーパーテストでしょうか。


<問題1>お客様が怒っています。次のうちあなたはどの対応をとりますか。
①とりあえずまず謝る。
②すぐに上司に報告し指示を仰ぐ。
③言葉巧みにごまかす。
④まず事実関係を把握し自らのとるべき行動を考え即時実行に移す。

営業マニュアルなら①は正解かもしれないし、組織の論理によっては意外に②や③あたりも実は裏正解かもしれませんが、大人適性テストでは正解は④だけです。


<問題2>見通しのよい横断歩道で信号は赤ですが、視界には一台の車もありません。あなたは渡りますか。
①ルールだから渡らない。
②怖いから渡らない。
③渡る。
④他人が渡ったら渡る。

これは難問です。私的には①は不正解。子供向けの安全行動テストなら正解かもしれませんが、大人としてはルールの意味も考えずに妄信的に従うのは不正解。同じ渡らないでも②はルールに妄信的に従ったのではなくリスクを分析したうえでの責任ある判断に基づくものなので正解。③は議論のあるところでしょうが、私的には大人としては正解。一方、④は自分の行動に責任を持っていないので不正解。なお、当社には“横断歩道でないところを渡る”という創造性を発揮した回答をした人がいました。大正解。まあ、それ自体ルール違反なので根本的には意味のない回答のような気もしますが。


 一次テストの後は、グループによる実技テスト。ここは課題解決のシミュレーションゲームでもやるとしましょう。その中で少しでも全体への貢献意識を見せ、自らを活かそうという言動が見えた人は合格。一方、ただ目立とうとしているだけ、あるいは目立たないようにしている、こういう言動は厳しくチェックされます。

そしてこれが出たら一発アウトの行為があります。自分の意にそぐわない言動をとる相手との議論に勝てないと思うと「もっと大人になれ!」という捨て台詞を吐いて話を打ち切ること。これは間違いなく不合格です。このテストは私の構想したものですから、おそらく私は受かります。ですからこれがあまりフェアな議論でないのは承知していますが、これだけは確信があります。「もっと大人になれ!」という捨て台詞を吐いて話を打ち切る人とはつまり、自分が大人であることにはなぜか絶対的な自信がある一方で、他人の大人としての資質に目を向けようとせず簡単に切り捨てる人です。自分は大人であるという根拠のない自覚のみで自己の言動を根拠づける無責任な行為。これこそが大人げない言動の最たるものであると私は思います。

 

代表取締役 CEO  奥野 政樹
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