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CEOニュースレター

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面白い話

2017年05月

このところ、人前で話をする機会が多くなってきています。自社セミナーを定期的に開催していますのでそこで話すこともありますし、ちょっとしたご縁から大学で学生向けに話をすることなどもあります。そういう機会に一番心掛けることは、何といっても「面白い」と思ってもらえる話をすることです。理由は簡単で、自分が人様の話を聞くときに期待することがまさしくこれ、つまり「面白い」話を聞きたいからです。中には勉強するため、あるいは仕事に役立つノウハウや知識を得るためにセミナーに参加するという人もいるのかもしれませんが、先生が授業で話した内容を覚えることがそのままテストの点数に繋がるという、実利が見込まれる学生ならいざ知らず、一般社会という複雑系の中に身を置いたら、他人の言うことがそのまま自分の仕事に役立つなどということがそうそうあるとは思えません。結局、他人から聞いた話が勉強になるか、役に立つかは、大部分は話す方が何を話すかの問題ではなく、聞く方がそれをどう聞いてどう自分の中に取り込むか次第なわけです。そうであれば、聞く方が自分の中に取り込みやすい話をするということが、話す者の親切ということになりますが、取り込みやすいということは印象に残るということ、つまりは「面白い」ことに他ならないと思うのです。

 そういう意味では、最近私の話を聞いてくださった方々の感想に「面白かった」というのが増えているのは、おかげさまで少し私の自信になってきています。中には「インスピレーションをもらった」と書いてくださる方もおり、こういう感想をいただけると相互の交流が感じられ、話してよかったとこちらも心から思います。定期的に人前で話すということをやってみるとわかりますが、日本人というのは平和的で礼儀正しい国民であって、どんな話をしても、折角話をしてくれた人に対して否定的なことを言ってくる人は殆どいません。みなさん「大変参考になりました。ありがとうございます。」「大変勉強になりました。仕事に活かします。」などと感謝の言葉をアンケートに書いてくれます。しかしこういうコメントが並んでしまうと、私としてはどうしてもどこか社交辞令的なものを感じてしまい、やや物足りない思いとともに、どこがいけなかったのかと深い反省感すら湧いてきます。

話を面白くするにはどうしたらよいのか。まずはオリジナルな話をする必要があります。音楽なら他人の楽曲のコピーというのでも楽しめますが、トークとなると他人の話のコピーというわけにはいきません。また、世の中のあちらこちらに溢れている様々な情報を集めてきてただ並べ直した、いわゆる「まとめサイト」的な話というのも、聞いた方は勉強したような気にはなっても後に残るものは少ないでしょう。素材について話し手の考え方や思いが十分に表れていないと話は面白くなりません。そしてその話は実体験に基づいたものである必要があります。嘘ではなく本当の話であるということです。更に最後に一番大切なことですが、その話が聞き手の興味に沿っていることが、話を面白くする重要条件となります。それはテーマについて興味を持っているかどうかという表層的な問題というよりは、むしろ面白い話を聞きたいと思っている人に面白い話をしているかという根源的な問題となります。そもそもが、情報を収集して勉強したいという関心を持っている人に対して面白い話をしたところで、喜んでもらえるはずがありません。従って、話し手と聞き手のミスマッチが起きないように、面白い話をしたいのならその企画段階から「刺激」ということを意識して、そういう話を聞きたい人が来てくれるように設計しなくてはいけません。

さて、ここまでは大筋面白い話をするためのコンテンツの話で、大部分は話し手が作り込んでいけば済みます。けれども、話を面白くするためにはその場の雰囲気というのも重要な要素であり、そうすると会場における演出をどうするかという問題が出てきます。この部分は話し手が一人で作り上げていくことはできず、どうしても周囲でサポートしてくれるスタッフの力が必要になります。ところが当社のセミナーなどで私が話をする場合、演出スタッフと話し手である私のイメージが食い違うという問題がしばしば起きます。特に何度やっても毎回上手くいかないのが登壇の段取りです。私としてはお客様の期待感を盛り上げるためになるべく意外な形で登場したいわけで、予めステージ横に控えるなどということは断じてやりたくない。できれば舞台にせり上がるぐらいしたいところですが、それは物理的に無理なので、せめていかにもありそうなルートを通って登壇ではなく、締め切っている横の扉から突然登場くらいのことはしたい。

 ところが進行するスタッフとしてはどうにも、私が時間になっても姿を見せないとやきもきするようで、何度も「もうすぐ時間ですから会場に入ってください」と呼び出しがかかってしまいます。私としては格好よく登場することを目論み、タイミングを計っているわけですから、これはかなり調子を狂わされます。最近では、毎回私を会場までアテンドする係というのが任命される始末で、そことの連携がまた上手くいきません。前回などは結局、会場入りのタイミングが早くなりすぎて、開会の挨拶もしていないのに、私が突然トークを始めてしまったようで、会場スタッフ一同を大きな混乱に陥れてしまいました。まあそれはそれで、ライブならではの「意外性」ではあったわけですが。

来たる6月にはいよいよ、米国商工会議所での英語によるスピーチに初挑戦することになりました。お客様は大方が米国人であり、文化の違う人々に果たして「面白い」と受け入れてもらえるかわからないところもありますが、スタッフとのチームワークを高め、最高のものを提供できるように準備していきたいと思います。


代表取締役CEO  奥野 政樹
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