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CEOニュースレター

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2017年、瞬間機動の決定力 インターナップ・ジャパン!

2017年01月

新年明けましておめでとうございます。

2017年の当社のキャッチフレーズは「瞬間起動の決定力」です。

決定力を持っている人とは?決裁権を持っている人ではなく、目の前の課題に対して確かな結果を出してしまう人のことです。日本は和と協調の国ですから、みんなで話し合いをしていれば結果は出ると信じられていますが、高度に成熟して普通のやり方では結果を出しにくくなっている今の時代に、これはもはや幻想でしょう。結果を出していくためには、決定力を持った人を「和を壊す」として排除するのではなく、活かして決定させるしくみが必要になってくるのです。

ところで、決定力とはどこから来るのでしょうか。先日、サッカーのクラブ世界一決定戦が行われていました。日本のJリーグ代表である鹿島アントラーズが決勝まで勝ち残り欧州王者のレアル・マドリードと対戦するということで、果たして大番狂わせが起こりえるのかと、日本のみならず世界でも注目を浴びていたわけですが、残念ながら結果は延長戦の末4-2でレアルの勝利。しかし試合内容的には、延長戦まで行ったことからもわかるとおり決して一方的なものではなく、むしろ鹿島の方が押している感もある大変白熱したものでした。
 レアル・マドリードと言えば、銀河系軍団とも称される世界中からきら星のごとく輝くスター選手を集めたチームです。その中でもポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手は、今期も世界最優秀選手に再び選出された特別な存在ですが、この選手の凄さは単純明快、私のような素人にもすぐにわかる話で、とにかく得点数が多いのです。しかしながら類は友を呼ぶと言いますか、今の時代にロナウド選手は唯一無二の存在ではなく、アルゼンチン代表のリオネル・メッシという同じくらい得点をとる選手がバルセロナというレアルのライバル・チームに存在し、この2人の得点力、つまり決定力は、サッカーの歴史的に見ても少々異常ではないかと思われるくらい高いのです。

そのロナウド選手が鹿島戦では不調でした。鹿島のディフェンス陣がしっかりと集中してマークをしていたこともあるのでしょうが、前後半を通じてそもそもどこにいるのかもわからないくらいに存在感がなく、後半にやや不可解な判定で他の選手が獲ったペナルティー・キックを蹴りに久々にテレビの画面に登場したときには、やっぱり大人の事情の興行絡みかなとさえ感じさせる状態でした。延長に入って少し目立つようにはなりましたが、だからといってそんなにスーパープレイを見せるわけでもなし、これは鹿島大健闘、前後半延長合わせて120分間で決着つかずのPK戦か、という空気が流れ始めたその瞬間でした。突然ゴール前に飛び出してきたロナウド選手にダイレクトのパスが通り、そのまま蹴り込んで1点。いや、それ話がちょっと違うでしょうとは言うものの、まだ1点なら行けると空気を立て直そうとしている矢先に、更に本気でもう1点。これでもう勝負は決まりです。せっかく名勝負に酔いしれようというスタジアムとお茶の間の空気に多量の水を差す大KYゴールを2つ決めて、ロナウドはさっさと交代、ピッチを後にしてしまいました。
 終わってみれば、大不調と見えたロナウドはPKも入れてハットトリックといういつものありふれた結果なわけですが、そこに至るまでは明らかにいつものレアルの流れではありませんでした。格下である鹿島に大苦戦です。それなのに最後の最後で決めてしまうこのロナウドの決定力。これは一体どこから来るものなのでしょう。

第一にはもちろんスキルが高いということはあると思います。技の引き出しが多い。それに速く走れるとかぶつかられても倒れないと行った身体能力の高さもあります。後は、状況を判断する力もあるのでしょう。しかしそのあたりはプロですから、他の選手もみんな同程度のものは持っています。それよりはむしろ、突然にゴールする道筋がひらめく力が強い。そしてひらめいた瞬間にそれを行動に移すそのときの質の高さ、つまり機動力が飛び抜けて高いように思われます。
 試合が膠着状態に入り、攻守ともによいプレイが連続するけれども得点は入らない状態。これはビジネスで言えば、会議でもっともらしい意見が続出して議論は白熱しているものの、実は参加者の誰も自分が決めようとは思っていない状態に似ているような気がします。こういう会議は参加者全員が仕事をしたという充実感は得られても、実際に目の前の課題にインパクトを与えるような結論は決して出ません。出るのは流れに身を任せるとか、しばし状況を静観するといったいわゆる日和見です。しかしその中に、それまでの議論の流れをまったく無視して突然突飛なことを言い出す者がいて、更にはその話に妙な説得力があると突如事態が動き出し、物事が一気に解決の方向へと向かうことがあります。こういうのは仕事のロナウド現象とでも呼べるものかもしれません。

さてロナウドという選手ですが、もしかしたらこの人、ディフェンスのことに興味が無いのは勿論のこと、試合の流れも読んでいないし、ひょっとしたらチームが勝つことにもそんなに気持ちが入っていないのではないかと私は思います。その代わり、1年365日、試合中かどうかに関わらず何をしていても得点を取ることばかり考えている。映画を観ていても、音楽を聴いていても、パチンコをしていても、すべて得点を取ることに結びつけて考えているのではないかと思うのです。

我々のような職場にそういう人物がいた場合、諸手を挙げ賞賛をもってそれを受け入れられるかはきわめて微妙な問題です。時にすばらしい決定力を発揮するものの、多くの場合はただのわがままで全体を混乱させるだけ。それでもロナウドのような類いまれなスキルと身体能力を持っていれば納得のいく場合もありますが、それが無ければやることなすことトンチンカンで、下手をすると組織の致命傷になりかねません。しかしそれでも、この瞬間機動の決定力無くしては事は成らないことは確かなのです。リスクをとっても社員個々人の中に眠るロナウドを目覚めさせ、組織としての機動力と決定力を高める。このことに挑戦する2017年にしたいと思います。

本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

代表執行役CEO  奥野 政樹
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